韓国のお正月はいつ?どう過ごすの?旅行に行っても大丈夫?
韓国は1月1日は休みかな?旧正月って何?
日本は年末年始にかけて連休になりますよね。
実は世界的に見て1月1日前後に休む文化は珍しく日本だけ。
でも、実は韓国にも正月文化はあり、家族が集まりお祝いをする文化があります。
今日はその韓国の正月についてご紹介します。
- 韓国の正月はいつ?
- どうやって過ごすの?
- 正月休みはお店はやってるの?旅行に行っても大丈夫?
韓国の正月はいつ?
韓国は多くのアジア諸国と同じで旧正月をお祝いします。
中国・ベトナム・台湾・韓国といったアジア諸国は旧正月を盛大にお祝いし、連休も長くなります。
旧正月
旧暦の1月1日が旧正月で、韓国語では설날(ソルナル)といいます。
旧暦とは太陰太陽暦のことで月の満ち欠けを基準に作られ、太陽の動きも考慮された暦のことです。
日本では太陽の動きを基準とした太陽暦が明治6年から採用されており、普段の生活で旧暦を意識することはほとんどありません。
(立春・立冬・冬至など季節の変わり目では日本でも意識していることがあります…)
しかし、韓国では旧暦を意識することも多く、年配の方は誕生日を旧暦で祝う人も多くいます。
夫の両親も60代・70代ですが、旧暦で誕生日を祝うので毎年変動します。
そのため、我が家では旧暦の日付が載っているカレンダーも1つ飾って、旧暦を意識することもあります。
旧正月は1月下旬から2月中旬になることが多く、毎年変動します。
2024年は2月10日が旧暦の1月1日にあたり、韓国は2月9日(金)~12日(月)は4連休になります。
中国は春節といい大型連休で10日ほど休みになりますが、韓国は前後数日のみ休みとなります。
1月1日は休み?
韓国も1月1日は祝日でお休みなっています。しかし、2日からは通常に戻るのでお祝いムードは一切ありません。
夫の実家では、1月1日は「새해 복 많이 받으세요(セへ ボッ マニ バドゥセヨ)」と新年のあいさつをし、떡국(トック)を食べます。
떡국(トック)は韓国の正月には欠かせない正月の食べ物で、旧正月に食べるそうですが、夫の実家では1月1日にも食べます。
これは家庭ごとによって文化が違うのかなと思います。
韓国のお正月の過ごし方
韓国のお正月も日本と同じで家族で過ごすことがメインです。
遠方の親戚が集まり、挨拶をして、ごちそうを食べます。
韓国語で新年のあいさつはこちら↓
日本の「明けましておめでとう」とは少しニュアンスが違いますが、「新年が素晴らしいものになりますように」という願いが込められた挨拶となっており、年末から年始にかけて使われます。
お正月料理
떡국(トック)は韓国のお持ちが入ったスープのこと。
전(ジョン)。チヂミは言わずと知れた韓国料理の一つですが、実は南の方の方言。
전(ジョン)は野菜やお肉などに衣をつけて焼いたもので、てんぷらにも似ている料理です。
お正月用の전(ジョン)は色々な野菜を串刺しにした彩が綺麗なものが有名です。
ほかにも牛肉の전(ジョン)はお正月など特別な行事の時に食べます。
잡채(チャプチェ)。こちらも日本ではよく知られている韓国料理です。
実は韓国現地ではおもてなし料理の一つで人が集まるときなどに食べます。
普段の家庭料理にはあまりならばない料理かと思います。
挨拶
歳拝(セベ)と呼ばれる挨拶を目上の方にします。
新年の朝に目上の方に큰절(クンジョル)と呼ばれる正式なお辞儀をします。
큰절(クンジョル)は韓国ドラマなど見ていると度々登場する土下座のようなひざまづくお辞儀のことで作法があります。
私も見様見真似で結婚の挨拶やお墓参りなどでやりました。
その큰절(クンジョル)は新年にもする挨拶だそうです。
旧正月はお店はやってるの?
韓国もお正月は休みになっていることが多いので旅行に行く際は要注意。
ソルラルは旧暦の1月1日の前後で休みになりますが、個人経営の店やデパートも旧暦1月1日は休みになっていることが。
「あのカフェに行きたい!」「韓服着てみたい!」「雑貨屋さんに行きたい!」
↑の予定がある方はお店が開いているか事前にチェックすることをお勧めします。
ちなみに、ソウル市内の免税店などは空いているようなので、旅行を予定されている方はチェックしてください。
また、現地では帰省ラッシュということもあり、交通機関はかなりの混雑が予想されます。
義理家族もソルラルにはソウルから釜山へ車や飛行機で帰省するのですが、毎年大渋滞に巻き込まれてたり、飛行機のチケットが取れないといっていたりします。
あとがき
似ているようで違う日韓文化。面白いですよね。
韓国の旅行の日程を決める際にはソルナルやチュソクにはご注意ください!
では、あんにょん♪