韓国エッセイ集「家にいるのに家に帰りたい」正直レビュー。
韓国のアイドルや俳優さんたちが韓国エッセイを紹介していることもあり、最近は日本語にも多く翻訳されています。
今回は、そんな韓国エッセイの中でも、BTSのVが読んだよ話題を集めた「家にいるのに家に帰りたい」をご紹介。
「家にいるのに家に帰りたい」とは
原作は韓国語のエッセイ集。
優しいタッチのイラストと自分らしくありたいと思う気持ちに寄り添うかのような言葉で励ましてくれる。
20代の著者が書いた言葉は若い人の心に響く内容となっている。
BTSのVがおすすめしたエッセイ集
BTSのVがグラミーミュージアムのインタビューで本を読んだと答えたことから一躍有名に。
ラビンさん自身も驚いたとインタビューで答えています。
著者:クォン・ラビン
1994年韓国生まれ。9歳のときに両親が離婚。みんなが当たり前と思っていることは当たり前ではないと感じながら育ったとか。
インスタグラムでのメッセージ発信を経て、自分と同じように思う読者に言葉を届けたいと2020年に「家にいるのに家に帰りたい」を刊行。
現在も彼女のインスタアカウントは存在するが、このエッセイ集に関する投稿は削除されている模様。
「家にいるのに家に帰りたい」の感想
20代のころ、私はまさに「家にいるのに家に帰りたい」と思ったことが何度もありました。
このエッセイ集で書かれている状況とは違っていたものの、実家に自分の居場所がなく、自分の部屋でうずくまりながらそう思いました。
タイトルを見たとき、「あぁ、私も思ったことある」と思い購入。
実際に読んでみて、共感できる言葉がたくさんありました。
エッセイ集の初めのほうに出てきた言葉。
とてもシンプルに幸せを感じる瞬間を表現しています。
ふかふか。
ごろごろ。
ふわふわ。
わたしの幸せは、こんなにもささやか。
「家にいるのに家に帰りたい」
ふかふかの布団で、ごろごろすると、ふかふかに包まれる。
こんな些細なことでも幸せは感じれると著者からもメッセージ。
現在、私は30代ですが、20代の著者が書いた言葉に共感し、それでいいのかと納得できることがあり、心が軽くなりました。
このエッセイ集は絵も素敵で、韓国っぽいアーティスティックでありながら、優しい絵でした。
自分の居場所がない。頑張るのに疲れた。1人の時間を大切にしたい。
そんなときにお勧めのエッセイ集です。
あとがき
サクッと読めて心が温かくなるエッセイ集でした。
時々読み返したいなと思います。
1人時間に読んでみてはいかがでしょうか。
それでは、あんにょん